証明写真のサイズに、提出先を問わない共通の正解はありません。履歴書・エントリーシート・就活は縦4cm×横3cmでほぼ統一されている一方、社員証・名刺・受験の願書は会社や学校の指定が優先され、指定がなければ別の基準で作ることになります。この記事では、用途ごとのサイズを一覧表にまとめたうえで、指定が見つからないときの共通の対処法を示します。

「証明写真 サイズ」で検索する人が知りたいのは、自分の用途がどの区分に当たるかと、指定が見つからないときにどう作ればいいかの2点です。まず一覧表で自分の用途を探してください。

用途別サイズ一覧表

350dpi換算のピクセル数を併記します。350dpiは印刷に耐える解像度の目安です。

用途サイズ(縦×横)比率データの目安詳細記事
履歴書・エントリーシート・就活40×30mm縦4:横3551×413px以上履歴書の写真サイズ早見表
社員証・入館証会社指定を確認。無ければ3:4推奨縦横比3:4(縦長)横600×縦800px以上社員証写真のサイズ
受験・願書学校次第。紙は4cm×3cm前後が目安縦4:横3(目安)Web出願は募集要項のピクセル指定に従う受験・願書の証明写真
スキマバイトアプリアプリごとの規定を確認。シェアフル基準は縦600×横450px以上縦4:横3(シェアフル基準)600×450px以上(タイミーはピクセル指定なし、10MB以内)スキマバイトの顔写真ガイド
名刺の顔写真決まった規格なし。高さ15〜20mm前後が一般的名刺のレイアウト次第350dpi基準名刺の顔写真ガイド
ビジネスプロフィール写真決まった規格なし。用途ごとに可変(正方形・円形も)掲載先の指定に合わせる掲載先の解像度指定に従うビジネスプロフィール写真ガイド
SNSプロフィール写真決まった規格なし。正方形が基本1:1(正方形、自動トリミングあり)320×320〜400×400px程度(目安)インスタのプロフィール写真ガイド

表の左4行(履歴書・社員証・受験・スキマバイト)は「提出物」として決まった枠に収める写真、下3行(名刺・ビジネスプロフィール・SNS)は「掲載物」として使う写真です。前者はサイズがはみ出すと受け付けられず、後者は掲載先のレイアウトに合わせて自由度が高いという違いがあります。

なぜ用途によってサイズがバラバラなのか

理由は用途の性質が2種類に分かれるからです。

  1. 紙の書式に貼る前提の用途(履歴書・エントリーシート・就活・多くの願書)は、昔からある紙の写真欄の大きさに合わせて縦4cm×横3cmに収束しています
  2. 会社やサービスが独自にレイアウトを決める用途(社員証・名刺・ビジネスプロフィール・スキマバイトアプリ・SNS)は、カードやアプリ・ページのデザインが先にあり、写真枠のサイズは後からサービス側が決めます

前者は業界標準に近い数値があるので一覧表がそのまま使えますが、後者は「確認してから作る」以外に近道がありません。

指定が見つからないときの共通の作り方

会社の案内やアップロード画面のどこにも指定が書かれていない場合、次の順番で作れば大きく外しません。

  1. 縦横比を**縦4:横3(または3:4の縦長)**に決める。証明写真として最も流通している比率です
  2. 顔が写真の縦の7〜8割を占める構図で撮る。全身や上半身からの切り出しは顔の解像度が不足しがちです
  3. ピクセルは横600×縦800前後、印刷も想定するならこれ以上で用意する
  4. 形式はJPEG、容量は指定がなければ2MB以下に収める
  5. 指定より大きく作って、あとで縮小する。小さいデータの拡大は画質が崩れます

この5ステップは履歴書・社員証・受験・名刺のどの用途にも共通する土台です。用途ごとの細かい数値や落とし穴は、上の一覧表のリンク先で確認してください。

データ提出ではピクセル指定を優先する

紙に印刷せずデータのまま提出する場合、基準はmmではなくピクセル(px)とファイル容量です。募集要項やアップロード画面に「〇〇px×〇〇px以内」「〇〇KB以内」といった指定があれば、必ずそちらを優先してください。上の一覧表のmm数値やピクセルの目安は、指定が見当たらないときの代用にすぎません。Web出願や就活サイトへのアップロードでは、指定の有無を確認する作業が最初の1手になります。

自宅・コンビニでプリントするときのサイズ調整

自宅のプリンターやコンビニのマルチコピー機でそのまま印刷すると、用紙のサイズが指定mmと一致しないことがほとんどです。紙で提出する場合は、次の手順で指定サイズに合わせてください。

  1. 印刷前に、画像編集アプリで用途別サイズ一覧表の縦横比(縦4:横3など)にトリミングする
  2. マルチコピー機やプリントアプリに証明写真用のメニューがあれば選び、指定サイズを入力する
  3. 専用メニューがない場合は、L判(89×127mm)の用紙1枚に指定サイズを複数割り付けて印刷し、あとでカットする
  4. 手動でカットするときは定規で採寸し、誤差を1〜2mmに収める

コンビニでの印刷手順は「証明写真をコンビニで印刷する方法」で詳しく解説しています。撮影からプリントまで自宅だけで完結させる段取りは「証明写真は自宅で作れる?」にまとめました。

サイズが合わないときの直し方

すでに写真はあるのに枠に合わない、というケースの対処です。

状態対処
写真が枠より大きいデータからプリントし直す。ハサミでの調整は1〜2mmまで
比率が違う(正方形・横長など)縦4:横3(または3:4)でトリミングし直す。引き伸ばしはしない
手元に紙焼きしかないスキャンしてデータ化してから、比率に合わせて調整する
データはあるが解像度が足りない撮り直す。拡大は輪郭がにじむため直しにならない

紙焼きしか手元にないときの取り込み方は「証明写真をデータ化する5つの方法」に、スマホからサイズ調整済みのデータを作る手順は「証明写真はスマホで撮っていい?」にまとめています。サイズ以前にどこで撮るか自体で迷っている場合は「証明写真はどこで撮る?」で5つの手段を比較しています。背景の色や無地化の方法で迷っている場合は「証明写真の背景の正解」に、社員証・入館証の背景色に絞った基準は「社員証写真の背景は何色?」にまとめています。サイズ不備による撮り直しは費用面でも痛手になるため、「証明写真を安く済ませる方法」も合わせて確認しておくと二重払いを避けられます。紙やデータの証明写真ではなく、面接本番で画面越しに映る背景が気になる場合は「オンライン面接の背景の正解」で壁とバーチャル背景の選び方を解説しています。

この一覧の対象外

パスポート・マイナンバーカード・運転免許証など**公的な申請写真は、この一覧の対象外です。**サイズ以外にも背景色・写り込み・撮影環境が機関ごとに細かく定められており、受理の可否は提出先の機関が判断します。該当する場合は各機関が公開している最新の規定を確認してください。


用途に合わせたサイズ調整まで含めて済ませたい場合は、シャインフォトが使えます。スマホで撮った1枚から、背景の無地化・明るさ補正・用途別サイズへの調整を自動で行います。顔の造形は変えない補正型なので(何をしないかは補正ポリシーに明記しています)、対面したときに写真と印象が違うことはありません(仕組みは「AI証明写真とは?」で解説しています)。個人利用なら1枚580円で、複数人分をまとめたい場合は法人プランが1枚あたり398円です。対応するのは履歴書・社員証・名刺などの民間の提出物で、パスポートやマイナンバーカードといった公的申請用の写真は扱っていません。