エントリーシートの写真は、**提出方法が紙かWebかで確認する項目が変わります。**紙のESは縦4cm×横3cmにプリントして写真欄に貼る。Web ESやマイページは、指定された形式・容量・トリミング枠に合わせてデータを登録する。この2つは別の作業で、片方だけ準備しても締切には間に合いません。

一方で、写真そのものの中身は履歴書用に用意した1枚と同じで構いません。ESだから別撮りが必要ということはなく、服装・髪型・背景の基準は就活の提出物すべてで共通です。そちらは「就活の証明写真ガイド」にまとめてあるので、この記事はESという書類に固有の話、つまり写真欄の有無・貼るときの実務・アップロードの要件・使い回しの範囲だけを扱います。書いているのは、スマホの写真を提出用データに整えるサービス「シャインフォト」の編集部です。

紙のESとWeb ESで違うのはここ

項目紙のES(手書き・郵送/持参)Web ES・マイページ
必要なものプリントした紙の写真画像データ
サイズ縦4cm×横3cmが標準。ESの枠に合わせる縦4:横3の比率。ピクセル指定があればそれに従う
作業内容裏書き→のり付け→枠に合わせて貼るファイル選択→トリミング枠で位置調整→登録
失敗の起き方傾く、はみ出す、剥がれる形式・容量で弾かれる、枠内で顔が寄る
やり直しの手間貼り直すとES本体が傷むその場で再アップロードできることが多い
締切に対する準備前日までに紙を用意締切当日を避けて登録

同じ選考で紙のESとWeb登録の両方を求められることもあります。その場合も原本のデータは1つにして、そこから紙用とアップロード用を書き出してください。別々の写真だと、手元の書類と画面のプロフィールを見比べられたときに印象がそろいません。

写真欄があるES・ないES

ESは企業が独自の様式で作るため、写真欄の有無が一定ではありません。3つに分岐します。

  1. 写真欄がある:枠のサイズを測ってから貼る、または指定どおりに登録する
  2. 写真欄がない:貼りません。余白に自分で貼ると、記入欄にかかったりスキャン時に読み取りの邪魔になります
  3. 「履歴書を同封のこと」と指示がある:写真は履歴書側に貼ります。ESは文章だけで提出します

写真欄がないESでも、応募に使った就活サイトや企業のマイページ側にプロフィール写真の登録欄があるのが通例です。ESに写真欄がないからといって、採用担当が顔写真を見ないわけではありません。この登録欄は空欄のまま放置されがちなので、ES提出とは別の作業として先に埋めておいてください。

手書きESに貼るときの実務

紙のESで起きる失敗は、写真の質ではなく貼る作業で起きます。貼る順番・のりの種類・枠に対する位置合わせは紙の応募書類に共通する作法で、mm単位の規格や余白の取り方と一緒に「履歴書写真のサイズ」に書いてあります。ESで追加になるのは3点です。

  1. 裏面には大学名・学部・氏名を書く。 履歴書なら氏名だけで足りますが、ESは同じ大学から複数人が出すため、学部まで入れておくと剥がれたときに戻せます。ボールペンは乾く前に重ねると表面に写るので、書いてから数分置きます
  2. プリントを注文する前に、枠を定規で測る。 市販の履歴書は縦4cm×横3cmで固定ですが、**企業オリジナルのESでは枠がひと回り小さい、あるいは正方形に近いことがあります。**測らずに標準サイズを注文すると、届いてから作り直しになります
  3. 貼ったら角が浮いていないか確かめる。 ESは郵送か持参で移動します。角の浮きは移動中に他の書類と擦れて剥がれの起点になるので、上から数秒押さえてから封入してください

Web ES・マイページへの登録

アップロード側でつまずくのは、写真の内容ではなく手続きの部分です。

  • 指定を先に探す。 形式や容量の条件は、募集要項本文よりもアップロード画面の周辺やヘルプページに書かれていることが多い。指定があればそれが最優先で、この記事の内容より優先されます
  • 指定がなければ縦4:横3、JPEG、2MB以下。 iPhoneのHEIC形式のまま送って弾かれるのが典型的な失敗です。形式・ピクセル・容量・ファイル名の詳細は「履歴書写真のデータ提出要件」にまとめました
  • トリミング枠は「頭の上に少し余白、あごが下辺に接しない」位置に合わせる。 登録後の画面で枠いっぱいまで拡大すると、顔だけが切り取られた窮屈な写りになります
  • 提出後に差し替えられるとは限らない。 ESを送信した時点でプロフィールが確定するシステムもあります。登録した状態を確認してから送信してください
  • 締切当日の夜は避ける。 応募が集中する時間帯はアップロードが通りにくくなります。写真の登録だけなら数日前に済ませられます

紙用にぎりぎりまで切り詰めたデータを流用すると、枠に収めた時点で頭が切れることがあります。周囲に少し余裕を残したデータのほうが調整しやすい。

履歴書用の写真をESに使い回せるか

使い回せます。**企業ごとに写真を変える必要はありません。**撮り直しの判断基準(撮影からの経過月数と、髪型・眼鏡が変わったかどうか)は就活の提出物すべてで共通なので、「就活の証明写真ガイド」の使い回しの項で確認してください。

ここではES特有の注意点を2つだけ挙げます。

1つは、紙とWebで同じ写真にすること。原本を1つ決めて書き出す運用にすれば自然にそろいます。もう1つは、選考が長期化したときの更新タイミングです。エントリーが夏、最終面接が翌春という進み方は珍しくありません。途中で髪を切ったり染めたりしたら、そこから先の提出物は撮り直した1枚に切り替えます。提出済みのESを追いかけて差し替える必要はありません。

内定後の社員証用の写真だけは、会社が撮影時期を別に指定することがあります。就活写真をそのまま使えるかの判断は「新卒の社員証写真ガイド」に整理しました。

インターン選考で先に写真を提出している場合も、その1枚をそのままESに使い回せます。撮り直しが必要かどうかの見分け方は「インターンの写真」の使い回しの項と同じです。

ESの写真でやり直しになる場面

  • 枠に対して写真が大きい・小さい。 企業オリジナルのESで起きます。測ってからプリントすれば防げます
  • アップロードが弾かれる。 HEIC形式と容量超過が主因です
  • トリミング枠で顔が寄りすぎている。 登録画面のプレビューで確認します
  • 写真欄がないESに自分で貼った。 記入欄にかかると読みづらくなります
  • 顔の造形を変える加工をしている。 ESは通過すればその先に面接があります。目を大きくする、輪郭を細くするといった加工は、対面したときのギャップとして戻ってきます

最後の1点は線引きが分かりにくいところです。背景を無地に整える、暗く写った顔を適正な明るさに直す、規格サイズに合わせる。ここまでは写真館が撮影と現像で行う作業と同じ範囲で、顔立ちが変わらないので対面での違和感も生まれません。AI補正で何が起きるかは「AI証明写真はバレる?」で扱っています。

提出前の最終チェック

紙のESは4点。

  • 写真欄の枠に対して、上下左右がはみ出していないか
  • 傾いていないか(腕の長さまで離して見る)
  • 裏面に大学名・氏名を書いたか
  • 角が浮いていないか

Web ESは4点。

  • 募集要項・アップロード画面の指定条件を満たしているか
  • トリミング後のプレビューで、頭の上に余白があり、あごが下辺に接していないか
  • ファイル名が氏名で判別できる形か
  • 送信前に登録状態を確認したか

いずれの場合も、**企業から具体的な指定が出ていればそれが最優先です。**ここに書いた基準は、指定がないときの標準的な運用にすぎません。写真の要件を満たすことと書類が受理されることは別で、受理の判断は提出先の企業が行います。履歴書側の写真ルール全般は「履歴書の写真ガイド」にまとめています。


ESの締切前夜に残っている作業が「文章の推敲」ではなく「写真がない」だとしたら、そこを埋めるのがシャインフォトです。この記事の冒頭で書いたとおり、紙のESとWeb ESは別作業ですが、元になるデータは1つで足ります。スマホで撮った1枚から、紙にプリントする用とWeb ESに登録する用の両方を同じ原本から書き出せます。ESはこの先に面接がある書類なので、顔立ちには手を入れない設計にしてあります。処理するのは背景と明るさと規格サイズだけで、目の大きさや輪郭は元の写真のままです(何をしないかは補正ポリシーに明記しています)。登録や印刷に回す前に、無料のプレビューで確認してから購入できます。2026年7月時点で買い切り580円、規格サイズは全種類込み、再生成は無料。なお公的な申請用の写真には対応しておらず、用途は就活・応募書類に限られます。