社員証写真の髪型に、細かいルールはありません。原則は1つだけです。輪郭・眉・目が見えていること。
顔の3点が見えていれば、ロングでもボブでもパーマでも、写真としては成立します。逆にどんなに整った髪型でも、前髪が目にかかっていたり、輪郭が髪で隠れていたりすると、照明が良くても暗い印象の写真になります。
この原則を男女別・髪型別に落とし込んでいきます。
女性の髪型
ロング・ミディアム
下ろしたままで構いませんが、顔まわりの髪だけ耳にかけると、輪郭が出て写真の抜けが一気に良くなります。全部を結ぶ必要はありません。
肩より長い髪は、前に垂らすか後ろに流すかで印象が変わります。前に垂らすと小顔に見える一方、輪郭が隠れて暗くなりがちです。社員証写真では後ろに流すほうが安定します。
ボブ・ショート
もっとも写真向きの長さです。注意点は内巻きの毛先が頬にかかることくらいで、撮影前に耳にかけるか、軽く外に逃がしてください。
ハーフアップ・まとめ髪
どちらも問題ありません。ハーフアップは輪郭が出るので写真映えします。まとめ髪の場合、後れ毛は「少し」なら自然、「多め」だと疲れて見えます。判断に迷ったら、後れ毛は撮影のときだけピンで留めるのが無難です。
前髪
眉と目が見えていれば下ろしてOKです。目にかかる長さなら、分ける・流す・ピンで留めるのどれかを。シースルーバングは問題ありませんが、束の影が額に落ちると表情が重く写るので、撮影時は照明を正面から取ってください。
男性の髪型
原則は同じで、額をどこまで見せるかが判断ポイントになります。
- 前髪を下ろす場合:眉が見える長さまで。目にかかる長さは、それだけで疲れた印象になります
- 上げる・分ける場合:額が見えるぶん、明るくフォーマルな印象に。迷ったらこちら
- ワックス:必須ではありませんが、毛先を軽く整えると輪郭がはっきりします。束感を作り込むと逆効果で、「セットした感」が出るほど社員証写真では浮きます
耳まわりと襟足は、写真では自分が思うより目立ちます。伸びかけの時期なら、撮影を散髪の後に入れるだけで仕上がりが変わります。
男女共通のNG
- 目に前髪がかかっている。印象がどうという以前に、本人確認用の写真として要件を欠きます
- 顔の輪郭が両側とも髪で隠れている。照合しづらく、写真としても暗く写ります
- 撮影直前に急に普段と違う髪型にする。社員証は毎日使う照合写真なので、普段の自分と乖離した髪型は逆効果です
3つ目は意外と見落とされます。写真のためだけに完璧に固めた髪型は、翌日からの毎日と一致しません。**「普段のいちばん整った状態」**を狙うのが、照合される写真の正解です。逆に、ロングをばっさり切った・髪色を大きく変えたなど、今の社員証写真と普段の見た目がすでにずれている場合は、撮り直すより先に「社員証写真は更新できる?変えたいときの申し出方」で更新の申し出方を確認してください。
髪色・パーマ・ウィッグ、メガネはどう扱う?
髪色やパーマ、ウィッグについても特別なルールはありません。判断基準はこれまでと同じで、輪郭・眉・目が見えているかの1点だけです。普段からウィッグやエクステを着用している場合、撮影のためだけに外す必要はありません。逆に、普段はしていないカラーやパーマを撮影当日だけ入れると、翌日以降の見た目と写真が食い違ってしまいます。
メガネをかけている人は、前髪がフレームの上にかぶると顔全体が暗く沈んで見えやすくなります。前髪を軽く分けるかピンで留めて額を少し見せると、フレームとの重なりを避けられます。レンズへの照明の映り込みは、真正面からではなく、少し高い位置から光を当てると軽減できます。
髪型別チェック早見表
髪型ごとに撮影前に直す場所をまとめました。
| 髪型 | 直す場所 | ありがちな失敗 |
|---|---|---|
| ロング・ミディアム | 顔まわりを耳にかける | 前に垂らして輪郭が隠れる |
| ボブ・ショート | 内巻きの毛先を軽く外に逃がす | 毛先が頬にかかる |
| ハーフアップ | 後れ毛をピンで留める | 後れ毛が多く疲れて見える |
| 前髪あり | 眉が見える長さに整える | シースルーバングの影が額に落ちる |
| パーマ・ウィッグ | 普段どおりで良い | 撮影用に変えて普段と食い違う |
美容室に行くタイミング
伸びかけの前髪や襟足は、撮影の直前より2〜3日前に整えるほうがうまくいきます。カット当日は新しい髪型に手が慣れておらず、表情がこわばりやすいためです。逆に1週間以上前だと、切った部分がまた伸びて輪郭や眉にかかってしまうことがあります。カラーやパーマも同様に、色や巻きが落ち着いたタイミングで撮影日を合わせると、普段の印象に近い1枚になります。
ヘアバンド・カチューシャは使える?
前髪を上げるためにヘアバンドやカチューシャを使うのは問題ありません。むしろ額と眉がはっきり見えるので、判定基準を満たしやすくなります。ただし柄や飾りが目立つものは写真から浮きやすいため、無地で頭に沿う細めのタイプを選んでください。撮影後に外せば普段の髪型に戻るので、普段前髪を下ろしている人でも気軽に試せる方法です。
撮影直前、その場でできる直し方
スタジオに行かずスマホで撮る場合、撮影直前の1分でできることがあります。
- 手ぐしで表面のアホ毛を撫でつける(濡らした手のひらで軽く押さえるだけで効きます)
- 顔まわりの髪を耳にかける
- 前髪の分け目を整え、額に影が落ちていないか画面で確認する
- 撮って確認、直してまた撮る。スマホなら何度でも撮り直せるのが最大の武器です
細かいハネや浮き毛が残っても、深追いしなくて大丈夫です。輪郭・眉・目の3点が見えていれば、写真としては合格圏に入っています。逆に、時間をかけて何度もセットし直すと、表情のほうが硬くなってしまうことがあります。直しは1分以内で切り上げ、あとは表情と姿勢に意識を向けるほうが結果的に良い写真になります。
髪型が決まったら、服装は「社員証写真の服装、男女別の正解とNG例」、スマホでの撮影手順は「社員証写真はスマホで撮れる?」へ。社員証写真の全体像(規格・服装・NG例)は「社員証写真 完全ガイド」にまとめています。撮った1枚の背景・明るさ・規格を整えるのはシャインフォトでできます。1枚580円、プレビュー無料・顔は変えません。